東洋一の湧出量 一日に約100万トン。桁が違う。想像しがたい量の湧き水が、国道1号線のすぐ脇から流れ出す。その姿を一目見ようと多くの観光客が訪れている。あたり一帯は公園として整備され、川には入れないよう厳しい規制が引かれている。観光客は、展望台から見ることの出来る湧き出し口を眺めるのみ。しかし柿田川の凄いところは、規制された湧き口以外の公園内、たとえば小道の脇、橋のたもと、水路のそこここ、または川の中に立てられたパイプからも湧き出す水が見られるところである。あまりに豊富な富士山からの伏流水に、ただ驚くのみである。この柿田川の水を味わいたい方は、ぜひ駐車場北側の泉の館へ。汲みやすいよう水が引いてある。 柿田川に訪れたのは、9月の早朝5:00。夜が明けたばかりの公園内は清清しい空気に包まれていた。展望台から見た柿田川は、朝もやにつつまれて幻想的な姿を見せていた。観光客が誰もいない公園内をゆっくり歩き、幻想的な柿田川を体感できたことは、とても幸せであった。 (2005.9 訪問) |
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〈近くのスポット〉 | ||
・鮎止めの滝 | ||